有馬記念

枠順も決まり、いよいよ有馬記念ですね。普段競馬をやらない方でも、有馬記念はやってみたい!という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は競馬初心者様にも分かりやすく、できるだけコンパクトに今回のレースについてまとめますのでどうぞ最後までご覧ください。

印から。

 

レインボーライン

キタサンブラック

ミッキークイーン

ヤマカツエース

サトノクラウンなど

 

まずは展開予想いきます。これはまあキタサンブラックの逃げでしょう。もし逃げなかったとしても2番手には位置するはず。そこでキタサンブラック×武豊が逃げたとき、もしくは逃げ馬から離された2番手を確保したとき(この場合馬群をコントロールするのはキタサンブラックになる)に限ったレースを見ていくと、4コーナーで外を回ることになった馬は厳しいということが分かります。大外一気で3着以内に入ったのは2016宝塚記念ドゥラメンテ、2016JCシュヴァルグランくらいですかね。これは武豊さんが一定のラップを刻むことによって後方の馬が脚を溜めることができないため外々を回ると脚があがってしまうためと考えられます。この後この「キタサンブラック×武豊は一定のラップを刻む」という点は今回の予想においてとても重要な要因となってくるので覚えておいてください。加えて、有馬記念の舞台、中山競馬場は直線が短く一気の差しが決まりにくいです。先週の中山競馬場芝のレース3着内馬の4角順位の平均は4位となっており、前に行ける馬に利があるのは明白ですね。

 

ではなぜ◎レインボーラインなのか。それは、この馬は上がりがかかったほうが好走しやすいからです。実際上がり3Fが34.9以下だと(0-2-1-3)、35.0以上だと(3-1-3-6)という成績です。これまで中山競馬場では2度走ったことがありますが、どちらも不利を受けているため度外視で大丈夫です。この馬は道悪が得意と言われていますが、これは道悪になることによって必然的に上がりがかかることが要因の一つと見ています(道悪の走り自体も上手いですが)。キタサンブラックが一定のラップで厳しいペースで逃げて、さらに最後に中山の急坂が待っている。レインボーラインにとってこの上ない条件だと思いませんか?さらに、難しい話を出せば、ノーザンテーストの血によって6度もあるコーナーで要求される機動力、器用さを持ち合わせています。枠も許容範囲の枠でとても楽しみです。

 

キタサンブラックについては割愛。ちょっと引っかかるのが坂でどうかという点。去年はサトノのチームプレーにやられたと言われていますが、坂だと少しモタつくように感じました。

 

ミッキークイーンは後述。

 

ヤマカツエースについて。昨年の4着馬。昨年は完璧な競馬をして4着だった分今年はどうかというところですが、メンバーレベルも下がり、枠もさらに内目に入りとめちゃくちゃ走りそうですね。この馬はキングマンボの血を持っており、中盤緩むレースの時のほうが向くはずです。今回予想している展開とは真逆のレース展開の時ですね。にもかかわらず、この馬はキタサンブラックが逃げても好走できる、個人的にとても強いと思っています。2017年は全てこの馬から買うと言っていた時期も僕にはありました。キタサンブラック×武豊が逃げたレースで3着内に入ったキングカメハメハ産駒は、ラブリーデイドゥラメンテレイデオロ、そしてヤマカツエースしかいません。まあ昨年の4着馬で、キタサンブラックの逃げ時に好走できるというだけで買わざるを得ないですね。

 

 

次にそれ以外に馬についてです。買う馬を選ぶのは簡単ですが、どの馬を消すかは難しいと思いますので是非ご覧ください。

 

まず前提としてあるのが、武豊さんが作るペース。この時大外を回す馬にはきついと上で書きました。枠順をみて今回大外回しそうな馬筆頭がミッキークイーン。ですが、この馬は緩まないペースのほうが合うと考えています。前走のエリザべス女王杯では唯一後ろから飛んできました。おかげで僕の3連単90万がなくなりました。単純な末脚力で言えばこの馬が1番です。浜中さんが上手く乗って上手く加速させることができれば1着まで見えます。

次点で外を回しそうなのがスワーヴリチャード。なんかもうミルコさんの力でどうにでもなりそうですが、本質的には左回りの広い競馬場向きでキタサンブラックのペースに合うかは分からないです。

もしキタサンブラックに勝つならこの2頭の外差しのどちらかだと考えています。

 

シュヴァルグランはこの秋の大目標が前走のジャパンカップということで、前走からの上積みはないと考えます。ジャパンカップ自体もボウマン騎手のパーフェクト騎乗に展開も合い、直線では前が空くと、全てが思い通りに進んだ感があります。またこの馬はエンジンのかかりが遅いタイプで中山競馬場が合うかは甚だ疑問です。ただ、ハーツクライの本格化、これは怖いですね。こういう馬が1回勝っちゃうとポンポンと連勝することがよくあり、ちょっと抑えようかなと思っています。

 

ちなみに中山2500のハーツクライ産駒の成績は二けた馬番で(1-0-1-14)です。

 

サトノクラウンは買いたくないですね。やっぱり道悪でこそだと思うし、今回は2週連続でポリ調教。消しです。

シャケトラは前走負けすぎかなと。秋は有馬記念◎シャケトラと考えていましたが、いかんせん負けすぎた。動ける馬で間違いなく右回りに替わるのはプラスですが、3着まで巻き返せるかと言うと・・・。

クイーンズリングはワンチャンありそうです。ポジションは取れるはずなので。3着クイーンズリング4着レインボーライン、ありそうで怖い。

ルージュバックは非根幹×良馬場×外枠×牡馬混合の4つが揃うのが好走条件だと思っていますが、今回は久しぶりに全てが揃いそうです。しかも鞍上は元キタサンブラックの主戦北村宏司でこの馬にとってG1を獲るラストチャンス。もしこの馬が勝ったら泣きます。

 

最後にサトノクロニクルについて。血は有馬記念にピッタリ。枠も良いです。前走からの上積みは無さそうですが、ここで踏ん張る根性があるのがロベルト系。この馬も拾います。

 

有馬記念最後まで楽しみましょう。きっと素晴らしいレースになるはずです。